物販スクールで騙されてガチ泣きしたときに執着の重要性を学んだ話
どうも、ゆうです。
今回は僕が以前、物販のスクールで騙されて
ガチ泣きしたときの話をします。
めっちゃ恥ずかしい話なので、
正直あんまり書きたくないのですが、
このときの経験からビジネスで成功する上で
欠かせないことを学んだので
シェアしたいと思います。
今、自分でビジネスに取り組んでいるけど、
全然結果が出なくて苦しいという人には
ピッタリな内容になっているので、
ぜひ読んでみてください。
物販スクールへの入会
「ごめん、もうダメかも・・・」
リビングの机に座りながら、
近くにいた母親に思わず本音がこぼれた。
涙で視界がにじむ。
生まれてこの方、泣いたことなんて
ほとんどなかったのに、
次から次へと涙があふれて止まらない。
悔しさと申し訳なさと無力感で
頭の中がぐちゃぐちゃになる。
そんな僕に向けて母親が取った行動は
意外なものだった。
・・・
それは、とある日のことだった。
この日は以前からお世話になっている人と
東京の居酒屋で飲んでいた。
久しぶりに会ったこともあり話に
花が咲いていたのだが、その中で彼が、
「そういえばオレの彼女が最近、
物販で月30万くらい稼いでるんだよね」
と発言したのである。
このときの僕は不眠症などが原因で
会社員を辞めて独立したが、
あまりうまく行っておらず、
どのビジネスに軸を置くか
迷っている状態だった。
資金的にめちゃくちゃ
切羽詰まっているわけではないが、
余裕があるわけでもない。
そんな状態で話された話題に
僕は興味を引かれた。
「マジですか?どんなビジネスなんですか?」
話を聞いていくと、某世界的な
通販サイトを使った輸入ビジネスとのこと。
専用のツールを使って、
うまく利益を生み出していくという話だった。
ふむ、なんか面白そうだな。
てか、この内容ならオレでもできるかも、、、
やってみるのもアリかも!
そんな期待を胸に僕は後日、
彼の彼女さんを通じてその物販スクールに
入会することにした。
その額「350,000円」。
当時の僕にとっては
資金の大半を占めるほどの超大金だった。
実際に入会するときはギリギリまで迷った。
万が一、これでコケたら
本当に後がなくなってしまう。
どうしようもなくなって、
最悪闇金に手を出すことになる可能性もある。
でも、これで少しは生活が
ラクになるかもしれない。
ずっとはムリでも、
しばらくは安定した収入が
得られるかもしれない。
何よりずっと心配してくれている
親を安心させられる!
何度も迷った結果、僕は勇気を出して
物販スクールに入会したのだった。
スクールに入会したあとは、
専用のサイトに案内された。
具体的なやり方などは、
このサイトの動画で解説されているから、
それを見て実践してみてとのことだった。
僕は食い入るように、
サイトに置かれた動画を見ていった。
1度だけではなく2度3度視聴して
内容を頭に叩き込んでいった。
なんせ、物販は完全に初めての試みである。
初心者中の初心者なのだ。
死に物狂いでノウハウを学んでいった。
基礎を理解して、
自分が取るべき行動を明確にしていく。
ツールの仕様も覚えて試しに使ってみる。
幸い内容はそんなに難しいものではなく、
物販初心者の僕でもそこまで苦労することなく
理解していけた。
どんどん前倒しで作業を進めていく。
全ては早く収益を上げるために。
ちゃんと収入を得て、親を安心させるために。
そのことだけを考えて
必死に手を動かしていった。
その後、しばらくして
スクールの勉強会の案内が来た。
定期的に行われているものらしく、
スクールの参加者が30人近く集まって
近況報告などをしているらしい。
当然、参加することにした。
他の人がどんなやり方でやっているのか?
自分のやり方に取り入れられるものはないか?
そんなことを考えながら
会場に向かい勉強会に参加する。
勉強会の中で、何人かのグループに分かれて
ディスカッションを行うシーンがあった。
それぞれが自分の進捗を発表していく。
僕の番が来たので、
このときの進捗をそのまま言った。
僕
「入って半月くらいで、〇〇まで進んでますね」
参加者
「お〜、本当に?めちゃくちゃ早いね」
参加者
「そのペースならもうすぐ商品も売れていくと思うよ」
なるほど。
周りがどんなペースでやっているか
わからなかったが、どうやら僕は
早めのペースで進められているらしい。
このときはまだ収益は発生していなかったが、
収益が発生する手前まで来ているとのこと。
よかった。
これで少しは前に進める、、、
いや、でもここからが本番だ。
気を抜かずに一気に収益を上げていくぞ!
かすかに希望を感じながら、
僕は帰宅後さらにペースを上げて
作業を進めていった。
待望の初収益!からの・・・
そして、その数日後。
メールボックスに注文確定メールが届く。
初の収益が発生した。
きた!
ようやくだ!
利益は1,000円にも満たなかったが
待望の初収益である。
これで0⇒1は突破できた。
あとは、これを拡大していくだけだ!
こんなオレでもついにまともに
収入を得ることができたんだ!
テンションぶち上げで、
マニュアル通りに発注や配送を手配していった。
そんな矢先のことだった。
某サイトからメールが届いた。
タイトルは、
「重要なお知らせ」
イヤな予感がする。
恐る恐るメールを開封すると、
そこには販売アカウント停止のお知らせが
記載してあった。
うわ、マジかよ。。。
よりにもよってこのタイミングで、、、?
このサイトでは権利品の出品や
詐欺的な商品の販売をしていると思われる
アカウントを停止しているのだ。
実は僕のアカウントも何度か権利者から
連絡をもらっていて、出品を取り下げていた。
スクールではアカウント停止についても
解説されていて、その対策などはわかっていた。
しかし、初収益が上がって
「ここからどんどん売り上げを上げていくぞ!」
というときに停止になるのは
精神的にかなりキツい。
爆発していたモチベーションが
一気に沈んでいく。
とはいえ、ここで挫けるわけにはいかない。
マニュアルの内容に沿って、
停止解除の申請をしていく。
アカウント停止の解除には
アカウント担当から送られてくるメールに
書かれた対処をする必要がある。
しかし、書かれている内容はかなり抽象的で、
自分なりの解釈で対応しても
アカウントが解除されるとは限らない。
何度もアカウント担当と
メールのやり取りをして解除を試みる。
しかし、返ってくるのは定型文ばかりで
一向に解除される気配がない。
アカウント停止中は販売ができない上に
使用料はキッチリ取られるので、
ランニングコストだけがどんどんかさんでいく。
しかも、停止されたアカウントは
一定時間で凍結となり、
その後一生使えなくなってしまうのだ。
一応、凍結された場合の対処法もあるが、
とてつもない手間がかかるので
本当に凍結だけは避けたいところだったのだ。
あぁ、もうふざけんなよ・・・!
こっちは時間がないんだよ!
めんどくせぇことさせんじゃねーよ!
焦りと不安がどんどん大きくなっていく。
しかし、アカウント対応はロボットのごとく
無機質な対応しか返してこない。
イライラしながら1週間ほど
対応をしていったある日のこと。
またしても、
「重要なお知らせ」
というタイトルでメールが届いていた。
あ、凍結だ。
死んだわ。
直感的にそう感じた。
やべーよ、マジで。
どうすんの、これ?
オレの人生終わったかも。。。
そんなことを考えながらメールを開いた。
は?
どういうこと?
そこに書かれていたのは
アカウント復旧のお知らせだった。
一瞬、思考がフリーズする。
しかし、書かれた文章の意味を理解した瞬間、
一気にテンションが上がった。
よっしゃあああぁぁぁ!!!
家の中で思わず叫びそうになった。
それくらい嬉しいサプライズだった。
メールを隅々まで読んだが
正直、復旧した理由はわからなかった。
でも、そんなものは何でもいい。
とにかくアカウントが蘇ったことが
何よりも嬉しかったのだ。
暗いトンネルを抜けたかのような開放感と
安堵感に包まれ活力が湧いてくる。
即座に取り下げられていた出品を復活させて
作業を再開させる。
よし!遅れた分を取り戻さなきゃな!
ひとまずは収益を得るところから再スタートだ!
ウキウキ気分で作業を進める。
もうこれで1円にもならない
復旧作業をしなくて済むんだ。
ようやくお金が稼げるんだ。
そんなことを考えながら、
アカウント停止中に考えていた
アクションプランを即座に実行していった。
絶望の再停止
そして、その6日後。
あるメールが届く。
それは注文確定メール。
・・・ではなく、
「重要なお知らせ」
いやいやいやいやいや。
待て待て待て待て待て。
心拍数が一気に跳ね上がり、呼吸が荒くなる。
何かの間違いであってくれと
神に祈りながらメールを開封するが、
無常にもアカウント停止のお知らせが
書かれていた。
復旧から1週間足らずでの再停止である。
マジで勘弁してくれ、、、
ついこの間、復旧したばっかりじゃん、、、
あまりのショックに放心状態になる。
何でこうなる?
どうしてこうなる?
オレが何をしたっていうんだよ!
また、あの不毛な復旧作業をやると考えると
全てを投げ出したい気分になる。
でも、投げ出すわけにもいかず。
かといって、誰かに相談することもできず。
もはや、何かの間違いで
速攻で復活することを祈って
アカウント対応と格闘していった。
そして、その1週間後。
ついにアカウントが凍結された。
こうなってしまうと、もうどうしようもない。
こちらに非がなくてもアカウントは
永遠に止まったままになる。
仕方ない。
マニュアル通り、次のアカウントを作るか。
・・・とはならず。
怒りがふつふつと込み上げてきた。
こんなんおかしいだろ!
マニュアル通りにやってるのに
どういうことだよ!
アカウント停止対策も
やりすぎってくらいやったのに、
何で短期間で2回も止まるんだよ!
話がちげーじゃねーか!!
こんな再現性のないノウハウなんて
やってられるか!
この方法で別のアカウントを作っても
同じように凍結されるのは目に見えている。
いくら何でもムリがあると悟った僕は
販売者に返金申請の連絡を送った。
しかし、ここで販売者が返してきたのは
「このノウハウは稼げますよ」
という主張だった。
「いやいやいや」と思いつつ反論するが、
返ってくるのは「このノウハウは稼げます」の
一点張り。
しかも、挙げ句の果てには
こっちの努力不足的なことを言ってきた。
そんなわけない。
じゃあ、勉強会のときに言われた
進みが早いと発言は何だったのか?
冷静に反論するが、相手は永遠に論点を
ズラしてきてまともに取り合おうとしない。
何度もやり取りする中で、
自分の中で折れてはいけない
何かが折れる音がした。
反論する気もなくなり、
パソコンをそっと閉じる。
このときはカフェにいたので、
ひとまず荷物をまとめて引き上げた。
カフェから実家に帰って、
呆然としながらリビングの
ダイニングテーブルに座る。
近くには母親がいて料理をしていた。
「ごめん、もうダメかも・・・」
思わず本音がこぼれた。
視界が涙でにじむ。
生まれてこの方、泣いたことなんて
ほとんどなかったのに、
次から次へと涙があふれて止まらない。
悔しさと絶望感と無力感で
頭の中がぐちゃぐちゃになる。
感情が制御できず、
どうしたらいいかわからない。
そんな僕を見て、母親が近づいてくる。
そして、座る僕をそっと抱きしめてくれた。
あぁ、本当にごめん・・・。
ごめんなさい・・・。
それ以上の言葉が出てこない。
オレは一体何をしているんだろう。
何でこんなことになったんだろう。
どこで間違ったのだろうか。
母親の優しさが嬉しくもあり、
同時に申し訳なさも感じた。
しばらく経った後、母親は深く事情は聞かず
僕を励ましてくれた。
本来なら殴られても仕方ないくらい
情けない僕を応援してくれた。
こんなの負けてられるか・・・!
折れた心が少しだけ蘇る。
応援してくれた母親のためにも絶対に
何かしらの形で結果を出さないといけない。
絶対に諦めるものかと心に誓い、
また別の道を模索することにしたのだった。
結果に“執着”する
その後、紆余曲折を経て、
僕は根本からビジネスを学ぶことにしました。
で、この話を通じて
何が言いたいのかって話なんですけど、
ビジネスで結果を出したいなら
結果に執着すべきだよねってことを
言いたいんですね。
今、思うと確かにあのスクールには
いろいろ問題がありました。
でも、それと同じくらい僕にも
問題があったなと思っています。
というのも、僕はまともに稼げませんでしたが
スクール内では結果を
出していた人もいたからです。
穴だらけのノウハウだったのは
間違いないですが、
じゃあ100%結果が出せないかといったら
そうではなかったんですね。
もし、僕があの段階で
諦めずに粘り強くチャレンジしていれば
また違った結果だってあったかもしれません。
今ごろ物販で大儲けして
ウハウハだった可能性だってあります。
(限りなくゼロに近い可能性ですが)
そう考えると僕にも問題はあったし、
もっと結果に執着すべきだったなって
思うんですね。
まぁ、とはいえ僕らは人間なので、
どうしてもすぐに結果が欲しいって
思ってしまいがちです。
1日1時間くらいサッと仕事をして、
それで100万円とか入ってきたら
めっちゃ嬉しいじゃないですか(笑)
なんですけど現実的に考えて
そんなことはムリですよね。
多かれ少なかれ頑張って
努力する必要があります。
なら、やるべきはカンタンに諦めたりせず
愚直に作業を進めることなんですね。
(一応、生産性を上げることで
短い時間で結果は出せますが、
それでも粘り強く作業を続けることが前提です)
日本の会社って入社すると
いきなりまとまったお金が入ってくるので
カンチガイしてしまいがちですが、
最初の0⇒1を越えるときって
やっぱり労力がかかります。
僕も会社を辞めた後に1ヶ月の収入が
ガチで「0円」だったこともありました。
何ならカードの引き落としはあったので、
収入的には普通にマイナスでしたね。
大きな買い物もしてないのに
何やねんこれって感じですよね(苦笑)
そういうところからも、
やっぱり結果に執着して諦めないのって
重要だなって思いますね。
もし今のあなたが結果が出なくて苦しくても
カンタンに諦めないで欲しいなって思います。
諦めなければいつか必ず結果は出る、、、
なんて無責任なことは言いませんが
少なくとも作業を続けている限り
可能性は消えないので。
結果に執着して、粘り強く、諦め悪く、
手を動かしていきましょう。
P.S
勘違いしないで欲しいのですが、
輸入物販自体は素晴らしいビジネスモデルです。
というか、これを否定すると
大手の企業とかがやっている輸入産業とかも
全て否定することになってしまいますし(苦笑)
そこはカンチガイしないでもらえたらと思います。
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